外国債券は必要か?


外国債券不要論というのがあります。外国債券は株式よりも控えめなリターンの割に、為替変動の影響を受けるので、メリットが無いというものです。そこで、三井住友のDCシリーズを元に、チャートにしてみました。ここでは、信託報酬の日割り分を日々のリターンから差し引いて、実質のリターンとして計算しています。ただし、2015年11月30日時点の信託報酬額を一律に用いているので、わずかにずれてるかもしれません。まあ、見えないくらい微々たるものです。

日本債vs外債

青線は日本国債インデックスファンド、赤線は外国債券インデックスファンドです。2005年9月末を起点に、10年間のリターン (%) を示しています。日本債券はほとんど暴落することなく、年平均2%くらいで上昇しています。一方、外国債券は変動(ボラティリティ)がかなり大きいです。特に、2008年のリーマンショック時の暴落と、2012年からの円安による高騰が、目を引きます。

外国債券を米ドル換算したものが緑線です。すると、日本債券よりボラティリティは大きいようであるものの、比較的コンスタントに上昇している様子が分かります。なおかつ、リターンは日本債券の倍くらいありますね。赤線の大きな変動はやはり、為替相場を主に反映していたワケです。

もし、老後は米ドル圏に移住するというプランなら、緑線(米ドル計算の外国債券インデックス)が魅力です。でも、パパとママは日本で暮らし続けるつもりですので、必ず為替相場の影響を受けます。長期的には為替の影響はキャンセルされるとも言われますが、円高局面で心が折れそうになるのはイヤです。また、過去10年間のリターンが、今後も続くとは限りません。リターンを高めたいなら、むしろポートフォリオ全体の中で、株式ファンドの比率を高めるほうが効果的でしょう。

本日の結論です:

  1. 外国債券は積極的に取り入れたいアセットではない。
  2. 控えめに入れるなら、分散効果のメリットはある。
  3. その場合、ポートフォリオ全体での外国資産比率を見て、調整する。

 

      2016/04/29

 - 資産配分