アルトリア・グループ (MO) 強し!


6月24日の英国EU離脱決定による相場下落で、パパの保有銘柄がことごとく数%下げる中、唯一1%以上も上げた保有銘柄があります。アルトリア・グループ (MO) です。

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ここには載せてませんが、世界分散ETF (VTI + VEA + VWO) ももちろん下げています。セクター別では、S&P500種の10セクターのうち9セクターが下げ、公益事業のみがほぼ横這いで維持しました。

もちろん、昨日一日だけの値動きを見て一喜一憂するものでもありませんが、ちょっと壮観だったので掲載してみました。

タバコは言うまでもなく衰退産業です。健康意識が高まる中、喫煙者は減少し、タバコ事業は常に健康被害の責任を問う訴訟のリスクを抱えています。なぜこんな衰退産業に投資するのでしょうか?

実は、衰退産業に属する企業の株価が、必ずしも衰退するとは限らないのです。むしろ、その業界の中でトップの座を獲得すれば、衰退産業であることが、むしろメリットにもなります。なぜなら、ライバル企業が次々と撤収していく中、買収を繰り返し、ますます独占度合いを高めていくことが出来るからです。また、企業は株主をつなぎとめるために、確実に増配していこうと懸命の努力をします。自社株買いによって株数を減らし、1株あたりの価値を高めることもするでしょう。だから、株主にとっては、安定優良銘柄となるのです。

これが逆に成長産業だったらどうでしょう。新たなライバルたちが次々と参入してきますから、競争が激化します。競争を勝ち抜くためには、新商品の開発をし続ける必要があり、株主にはなかなか利益が回ってきません。それどころか、競争に負けた企業が次々と倒産します。そんな銘柄を持っていたら、あっという間に紙くずになってしまうのです。ITバブルがまさに、こうした状況だったことは、言うまでもありません。

なお、6月24日の件で言うと、アルトリア・グループ (MO) 株が買われたのは、米国内産業だからというのもあります。欧州の危機によりドルが買われますから、輸出産業や世界展開企業は、不利と判断されたのです。MOはもとより優良株ではありますが、それがしかも国内展開のみの事業であることから、安全資産とみなされて大いに買われたということのようです。実際、MOが2008年にスピンオフしたフィリップ・モリス・インターナショナル (PM) のほうは、4.11%下げましたからね。

繰り返しますが、これはあくまで昨日の事例なのであって、これを以ってMOを勧めるという趣旨ではありませんので、あしからず。投資は自己判断にてお願いします。

      2016/06/27

 - 米国株