新興国投資って美味しいの?(前編)

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こんにちは。いなぐらパパです。

新興国への投資って美味しいんでしょうか?

新興国株の低迷や上海ショックで、最近はあまり人気があるとは思えません。ですが、数年前までは新興国の成長に期待して、新興国債券や新興国株をポートフォリオに入れるのが望ましいとされてきました。

例えば、モーニングスターの朝倉智也さんのご著書「低迷相場でも負けない資産運用の新セオリー」では、新興国債券ETFと新興国株ETFを、それぞれ10%程度組み入れたポートフォリオが紹介されています。これは、時価総額比よりも大きな比率なので、新興国に重点を置いていると言えます。

また、GDP比で分散投資する例えば「世界経済インデックスファンド」では、新興国債券に8.75%、新興国株式に26.25%で、計35%を新興国に投じるポートフォリオとなっています。

しかしながら、パパは新興国投資には否定的です。なぜなら、成長する地域の株式が、リターンも良いとは限らないからです。

高い経済成長が高い利回りを保証するものではない。

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経済が大いに成長している地域では、必ずしも1株当たりのリターンが高くなるとは限りません。なぜなら、成長している間は設備投資が必要で、株主の資本はそのために用いられてしまうからです。また、雨後の竹の子のように設立される新企業が成長を支えていることも見逃せません。つまり、発行株式数の増加が成長を支えているだけなので、手持ちの株券は期待したほどの利益を生み出してくれないのです。

それでも、一時的に1株あたりの高リターンが生み出される場合があります。それがバブルです。つまり、あるセクター(2000年のITバブルが好例)やある国(日本のバブルが好例)が成長していると見るや、投資家がこぞってそのセクターや国に投資するのです。当然、株価はどんどん上がります。でもそれは、実態経済を適切に表わしていないので、必ず崩壊するときがやってきます。バブル崩壊までを踏まえると、成長セクターや成長地域は、高リターンを生み出さないことは既知の事実なのです。

したがって、新興国の経済成長が期待できるという理由により投資するなら、それは高い確率で失敗することでしょう。一般的な風潮としては、新興国が思ったほど成長してないことが取り沙汰されますが、そうではないのです。地域が成長するからリターンうまっ!というのが、間違いなのです。

こうした理由から、パパは新興国投資にはネガティブですが、まったくやらない訳でもありません。(後編に続きます

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      2016/07/08

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