パパの将来の米国株ポートフォリオ


こんにちは。いなぐらパパです。

パパの現在のポートフォリオは月末に発表しますが、米国株の銘柄選定は、先日お伝えしたとおりです。

ポートフォリオが完成したばかりにも関わらず、いくつかの反省ポイントがあります。また、将来もっと資金量が増えた場合には、より高配当銘柄寄りにしたいという考えがあります。つまり、今のポートフォリオを一生抱き続けるワケではないという事です。

1つずつ見ていきましょう。

ノボ・ノルディスク(NVO)

NVOは一昨年に大暴落しましたが、経営状況は安泰で財務も健全。そこで、暴落から立ち上がってきたところを購入しました。配当率はそこそこですが、株価の上昇率に合わせて増配率は絶品であり、安値で買えたのは大成功でした。

ところが、問題は課税です。NVOはデンマークの銘柄なので、米国市場で売買するのはADRになります。デンマークのADR銘柄の場合、配当を受け取った時点でまず、海外で30%が源泉徴収されてしまいます。そして残った70%に対して、日本でさらに約20%が源泉徴収されるのです。つまり、3割引き掛ける2割引きなので・・手元に残るのはわずか約56%という、鬼のような課税システムなのです!

もちろん、これはあんまりなので、外国税額控除という仕組みがあります。面倒くさい手続きを真面目にやると、徴収され過ぎた国内源泉税が、返ってくることがあります。

返ってくる「ことがあります」というのは、どいういうことかというと、返ってこない事もあるんですね。その理由は次の計算式にあります。

所得税の控除限度額=その年分の所得税額 ×(その年分の国外所得総額/その年分の所得総額)

この限度額にあっさり引っかかってしまうので、大して返ってこないのですよ。例えば、住宅ローン減税で元々「その年分の所得税額」が少ないとかゼロの場合、この式はほぼゼロになってしまいますからね。2017年の確定申告をウェブ作成していて、一生懸命入力したのに「控除額ゼロ」って出たときは、目が点になりましたよ。

だから、配当金を目当てにするのであれば、30%もぶっこ抜かれるようなADRは論外っていう事です。理想は、源泉徴収無しのイギリスの、例えばロイヤル・ダッチ・シェルB株(RDS-B)とか。また、米国株でも、売上が国外のみのために源泉徴収ゼロのフィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)とかですね。

配当狙いモードに入ったら、NVOはポートフォリオから外すと思います。

フィリップス66(PSX)

この銘柄を選んだ3つの理由は、

  1. バフェット銘柄だから!
  2. 上流比率の高いシェブロン(CVX)を保有しているので、中下流の石油銘柄PSXを加えてバランスを取った。
  3. フィリップス66、フィリップ77、コノコといったガソリンスタンドで、アメリカでは良く知られるブランド力。

というものでした。

ですが、それぞれツッコミどころ満載なんですよね。

まず 1. ですが、バフェット自身が「経営陣が好きだから」という良く分からない理由で投資しており、不安をあおります。もちろん、バフェットは本当の理由を言ってないだけかも知れませんが・・。

次に 2. です。そもそもエネルギー株をポートフォリオに少し入れると良い、と言われるのは、他のセクターと逆の動きをしやすく、バランスが取れるからです。つまり、石油価格が上がると製造業は打撃を受けるけど、エネルギー株は上がる、っていう事ですね。

なので、エネルギー・セクター内でバランスを取ってしまうと、効果が薄れてしまいます。せっかく上流比率の高いシェブロン(CVX)を選んだのに、もったいない!とも言えるのです。

また、ポートフォリオの中でエネルギー・セクターが2割も占めるのは、ちょっと多いです。エネルギー・セクターをポートフォリオに組み入れたのは、生活必需品やヘルスケアとともに、S&P500インデックスよりパフォーマンスが良いからですが、そうは言っても、エネルギー・セクターは、「ほんのちょっと」良いだけなので、あまり傾注してはいけません。

そして 3. です。アメリカでは抜群のブランド力かもしれませんが、日本ではまったく知られておらず、まるで実感が湧きません。も少し身近に感じられる銘柄のほうが良かったなぁ〜って、素直に思うワケです。他に保有している日本人ブロガーも少なく、情報もあまり来ないですね。

高配当なのはいいんですが、これらの理由により、どこかでやめる可能性はあります。

とはいえ、今は程よく下落してきていて、再投資チャンスなんですが・・。

アップル(AAPL)

特に手放すつもりもありませんが、将来、パパが高配当モードに突入したときに、配当率が魅力的でなければ、考え直します。一番いいのは、アップル(AAPL)が徐々に枯れていって、そのまま連続増配の高配当銘柄になってくれる事ですけどね。そううまくいくものかどうか。

チャーチ&ドワイト(CHD)

チャーチ&ドワイト(CHD)も、アメリカでは良く知られているのでしょうけれど、日本ではサッパリですね。銘柄としては連続増配の優良銘柄です。将来、高配当投資モードに突入したら、目的に合わないので外すかもしれません。

替わりに入れる銘柄は?

ノボ・ノルディスク(NVO)を外すなら、替わりのヘルスケア銘柄が欲しいところです。今のところ候補となるのは、ベクトン・ディッキンソン(BDX)です。配当率は控えめなものの、連続増配は40年以上と優秀であり、株価の推移も安定しています。あるいは、配当金マシーンとしてアストラ・ゼネカ(AZN)やグラクソ・スミスクライン(GSK)もアリですね。どちらも英国ADRなので、配当に対する外国源泉徴収がありません。

フィリップス66(PSX)を外すなら、エネルギー株は既に保有中のシェブロン(CVX)1銘柄のみで済ませます。その場合、別のセクターから拾う必要がありますので、おそらく通信セクターからベライゾン(VZ)が有望ですね。

アップル(AAPL)を外すなら、その時点での業績にもよりますが、IBM(IBM)が候補。

また、チャーチ&ドワイトの替わりになる高配当銘柄となれば、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)で決まりでしょう。ただ、日用品にあえてこだわる必要もないので、先ほども源泉徴収無しのメリットに触れたフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)も有望です。

つまり、まとめると、パパの将来のポートフォリオは、こんな感じになるかもしれません。

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こうして、米国株ブロガーのポートフォリオなんて、みな同じようなもの・・という風潮に加担するのかもしれませんね(笑)。

ではまた、ごきげんよう。

   

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