AAPL, KO, MCDに新規投資しました。

こんにちは。いなぐらパパです。
2月2日からの米国株暴落では、パパも痛手を被りました。米国株自体は長期保有なので、まったく心配しませんでしたが、問題はVIX連動ETN。これらは、平時は指数関数的に下落し続ける銘柄で、したがって空売りすることにより利益を得るものです。
VIX連動ETNとは
そんな銘柄を誰が「買う」のか?
実は、これらのETNが下落し続けるのは、VIX指数が10付近の「平時」だけです。株式暴落の局面、つまりVIX指数が跳ね上がるときには、VIX連動ETNも跳ね上がります。ここに着目すると、株式投資家がVIX指数ETNをポートフォリオに少し入れておくことで、暴落に備えたヘッジに使うことができます。言ってみれば「保険」です。平時のゆるやかな下落が「保険料」で、株式暴落時のETN暴騰が「保険金支払い」のようなものです。
さて、VIX連動ETNの売りポジション側としては、一時的に損失を抱えても、いずれ戻ってくるので、待っていれば良いのです。ただし、大きく変動したときには、証拠金が不足して強制決済されてしまいます。それを避ける方法は複数あるのですが、今回パパは「大したことないだろう」と油断して対応が遅れてしまいました。そのため証拠金の1割を強制決済で失い(損失確定)、3割が今でも含み損になっている状態です。
幸い、現金ポジションが一番多い状態になっていたので、VIX連動ETNへの証拠金は多くありませんでした。そして、そろそろ証拠金を増やそうと思っていた頃だったので、この期に証拠金を増やしました。投資規模が約5倍になったので、今後の回復期で今回の損失は割と早く取り戻せると思います。今回の損失は良い勉強だったと考え、次回に活かしたいと思います。
計画ポートフォリオの完成
一方、米国株投資家としては、今回の下落は追加投資のチャンスです。
パパはこれまで、半年に1銘柄ずつ増やしていき、計画ポートフォリオの完成を目指してきました。が、不動産ビジネスのお陰で現金ポジションが増えたこともあり、今回の機会に残り3銘柄に新規投資し、一気にポートフォリオを完成させました。
残り3銘柄とは、コカ・コーラ(KO)、IBM(IBM)、マクドナルド(MCD)でした。しかし、現時点でIBMに新規投資するにはまだちょっと早い(まだ回復が十分でない)と考え、アップル(AAPL)に変えました。
また、パパの元々の銘柄選びの方針は、「まずバフェットの上位10銘柄は候補にする。そして、Market Hackの広瀬隆雄さんが長期投資向けとして推奨する銘柄を参考にする。」というものでした。その点、当時はIBMがバフェット上位10銘柄に入っていたものの、広瀬氏の推奨銘柄ではありませんでした。今ではIBMはバフェット銘柄から脱落し、一方、アップル(AAPL)はついにバフェットのトップ銘柄となりました。また、広瀬氏の推奨リストにも入っています。であれば、当初の方針に照らしても、いま新規投資するならIBMよりもAAPLとなります。
ということで、今回の新規投資は、コカ・コーラ(KO)、アップル(AAPL)、マクドナルド(MCD)の3銘柄となりました。
こうして1銘柄を変更して完成したポートフォリオの10銘柄を、改めて表にしてみます。
いなぐらパパの特選10銘柄 (数値は2017年末時点) | |||||||||
銘柄 | PER | 営業CF | 配当 | 配当再投 資年率 リターン (10年) |
セクター | ||||
右肩 上り |
>純利益 | マージン (2016年) |
配当率 | 連続増 配年数 |
増配率 (10年) |
||||
KO | 43.7 | △ | ○ | 21.3% | 3.22% | 56年 | 8.1% | 7.3% | 生活必需品 |
CHD | 28.9 | ○ | ○ | 18.8% | 1.51% | 21年 | 26.1% | 15.8% | 生活必需品 |
GIS | 21.7 | ○ | △ | 15.9% | 3.31% | 14年 | 9.8% | 11.0% | 生活必需品 |
MO | 8.9 | △ | ✕ | 19.6% | 3.70% | 47年 | 11.3% | 17.7% | 生活必需品 |
JNJ | 24.3 | ◯ | ○ | 26.1% | 2.40% | 55年 | 7.4% | 11.0% | ヘルスケア |
NVO | 21.5 | ◎ | ○ | 43.2% | 2.13% | 19年 | 25.0% | 17.5% | ヘルスケア |
CVX | 36.5 | ✕ | ○ | 11.2% | 3.45% | 30年 | 6.7% | 6.8% | エネルギー |
PSX | 25.5 | △ | △ | 3.5% | 2.77% | 5年 | - | - | エネルギー |
AAPL | 18.4 | ◯ | ◯ | 30.5% | 1.49% | 6年 | - | 20.9% | 情報技術 |
MCD | 24.9 | ✕ | ○ | 24.6% | 2.36% | 41年 | 9.8% | 14.9% | 消費財・サービス |
生活必需品、ヘルスケア、エネルギーの3セクターが中心で、4:2:2の割合で構成しています。3セクター以外からは、AAPL、MCDを採用しています。
連続増配の高配当銘柄を中心にしていますが、高配当に限定するワケではありません。高配当でなくても、配当再投資の年率リターンが良いもの(CHD、NVO、AAPL)を適度に混ぜています。ご参考まで。