【書評】金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント


こんにちは。いなぐらパパです。

「金持ち父さん貧乏父さん」の続篇とも言えるロバート・キヨサキ氏の著書「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」を読みました。

キャッシュフロー・クワドラントとは、次のように円を4等分したようなものです。

E | B
ーー+ーー
S | I

私たちはこの4つの文字のいずれかに属しています。

EはEmployee(従業員)、SはSelf-Employed(自営業者)です。EとSは、働いた分だけが収入になるというクワドラントです。このクワドラントに属しながら、真の金持ちになることはできません。真の金持ち、つまり経済的に自由になるためには、右側のクワドラントであるBとIに移行する必要があるのです。

BはBusiness Owner(ビジネスオーナー)、IはInvestor(投資家)です。このウェブサイトは投資ブログですから、訪れる皆さんにとって「Iを目指す」のが最も現実的と思えるでしょう。

ところが、キヨサキ氏によれば、EからIを目指すのは実は簡単ではないのです。むしろ、まずBになること。そして、Bの立場からIを目指すのが一番の道なのだと。このような発想には度肝を抜かれました。なぜそう言えるのか?そして、すでにEやSの人生をスタートしている人たちが、Bになることは本当にできるのか?そのヒントがたっぷり、この本には書かれています。

一方で、具体的な投資手法とか、起業の仕方が書かれている訳ではありません。なぜなら、キヨサキ氏の言葉を借りると、大事なのは「する」ことではなく「なる」ことだからなのです。つまり、右側のクワドラントにいるか、左側のクワドラントにいるかは、その人が何をするかによって決まるのではありません。それよりも、どう考えているか、本質的なところで「どんな人間か」が問題なのです。

とても抽象的な話に聞こえると思います。そしてそれは、一見わずかな違いにしか見えないのかもしれません。でもその僅かなこと、それがきっと全てなんだと思います。割りと厚めの本ですが、最初からじっくり読破することで、読者の中に大きな変革をもたらす1冊だと思います。ぜひ皆さんにお勧めします↓↓↓

      2016/09/05

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