チャーチ・アンド・ドワイト社をP&Gが買収?


チャーチ・アンド・ドワイト Church & Dwight Co., Inc. (CHD) という会社をご存知でしょうか。ベーキングソーダ(重曹)のブランド「アーム&ハンマー」で知られるアメリカの老舗カンパニーです。「CHD stock」のようにググッてもらえれば、株価のチャートを見られますので、ぜひ見てみてください。

この会社、16年もの間、ほぼ一定の率で株価上昇しており、平均リターンは年約20%にもなります。リーマンショックのあった2008年ですら、リターンはかろうじてプラス・マイナス・ゼロで粘り、翌年には+13%に回復しています。売ってるものは地味ですが、倹約を美徳とする社風により、素晴らしいリターンを実現しているのです。

5月19日にこの会社にちょっとした事件が起きました。Reckitt Benckiser という会社が Church & Dwight 社に買収を申し出ているらしいと、マドリッドのニュースサイト Negocios.com が報じたのです。そのためCHD株は時間前市場から高騰し、一時は17%も跳ね上がりました。通常取引時間に入っても前日比8%の高値で取引され、46分後にはサーキット・ブレーカという、取引停止措置が講じられました。

パパは、CHDの購入に興味があって、ちょうどチャートをリアルタイムで見ていたところだったので、「な、なんだ、何が起きた?」と驚いてしまいました。サーキット・ブレーカが作動するところを、初めて目の当たりにしましたよ(←それを自慢してみたかっただけ)。

チャーチ&ドワイト社はただちにその噂を否定。いかなる買収の申し出も、それに関する問い合わせも、一切来ていないと伝えました。なお、Reckitt Benckiser社からはノーコメントだそうです。

サーキット・ブレーカーは35分ほどで解除。その後は前日比+2%くらいのところで安定した取引が続きました。

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なお、チャーチ&ドワイトは前日の18日(水)にも、プロクター&ギャンブル (PG) やデューレックスが買収準備を進めているとの噂が立ちました。この時は時間外の間だけですが、30%以上も跳ねています。PGは成長率が鈍化してきており、新CEOが年功制の給与体系を改めると宣言するなど、改革の推進中です。チャーチ&ドワイトのような優良な企業を買収する、というシナリオはいかにももっともらしく、市場を大いに揺さぶっただろうことは、想像できますね。

ただ、チャーチ&ドワイトは、先ほど言いましたように、倹約を美徳とする慎ましやかな老舗企業であり、利益だけのために買収に応じるということは、なかなか無いのでは?とパパは感じました。というか、ぜひ買収されることなく、今後も生き延びてほしいと思っています。いや、何しろ初めてCHDのデータを見たとき、「この会社よく今まで買収されずに、生き延びてきたなー、すごい」って思ったものすから。しかもそれ数日前のことだったし、タイムリー過ぎ。

CHD買おうかなー。

追記)2016年6月7日、チャーチ・アンド・ドワイト (CHD) を新規購入しました。

      2016/06/18

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