【キヨサキ本】金持ちになる人の言葉の使い方
こんにちは。いなぐらパパです。
先日から何度も引用している、ロバート・キヨサキ氏の本についてです。彼は、重要なことは複数の本で、何度も繰り返し語っています。それが冗長と感じる人もいるでしょう。しかし、大事なことは何度も言ってもらって、刷り込み(インプリント)してもらったほうが、良いものです。もちろん、それを自分のものとして取り入れるかどうかは、読者が判断すべきです。
そのような、繰り返し述べられていることとして、「言葉は力を持っている」というのがあります。
しかし、よく読んでみると、これは2つの意味を持っているようです。
文字通り、使う言葉そのものがパワーであること
1つの意味は、自分が普段使っている言葉が力を持ち、実現させてしまうというものです。
具体的には、貧乏人が使う言葉と、金持ちが使う言葉は違います。
貧乏な人の言葉
「私が金持ちになることはない」
「私はお金に興味がない」
「政府は私たちの面倒を見るべきだ」『金持ち父さんの「大金持ちの陰謀」』p.160より
金持ちの人の言葉
「いい従業員を見つけて雇いたいと思っている」
「キャッシュフローを生む100戸の集合住宅を買いたいと思って探している」
「私の出口戦略はIPO(新規株式公開)で自社株を売り出すことだ」『金持ち父さんの「大金持ちの陰謀」』p.160より
キヨサキ氏は、意識して「金持ちの言葉」を使うようにしよう、と言います。
こうした言葉が力を持つことは、日本では古来、「言靈(ことだま)」として良く知られています。想いが力を持つことも、「阿頼耶識(あらやしき)」として知られています。想いにはイメージ(風景や動画)も含まれますが、人の想いはしばしば、心の中の言葉として現れます。口に出した言葉の力は、想いの力を、より強力にするでしょう。
専門用語の把握が大事であるということ
キヨサキ氏によれば、金持ち父さん(架空の人物)は金持ちの語彙を持っていました。「レバレッジ」「利益」「キャッシュフロー」などです。お金に関する言葉を学ぶことが、お金持ちになるには必要だというのです。
これには思い当たることがあります。ある受験勉強法によれば、参考書を買ってきたら、まず専門用語に蛍光ペンで色を塗るというのです。他に、節や章のタイトルも、別な色の蛍光ペンで塗ります。こうすることで、専門用語が記憶に残りやすくなり、全体の構成の見通しが良くなるのです。
また、新しい分野の専門書を読むときに、ネックになるのは専門用語であると感じます。次々に新しい言葉が出てくるので参ってしまい、ものすごく難しく感じてしまうのです。しかし、何度か繰り返し読んで、専門用語に慣れてくると、「なんだ、こんな簡単なことを言っていたのか」と思うものです。それなら、初めからまず、専門用語をしっかりクリアにしておけば良かったのです。
まとめ
いかがでしょうか。言葉は確かに力を持っています。自分が普段なにげなく使っている言葉こそが、自分を形作るものです。
投資で成功するために、ぜひ「良い言葉」を積み重ねていきましょう。
では今日はこれで。ごきげんよう!
2016/10/11